オペラ座の怪人観たよ(注:ネタバレるよ!)
本日は元気!
なのでダウン中に観た家にあったDVDネタ第一弾、書いちゃうっす。ドラゴンボールのBDみたいに特に変わった観方はしてないので、大体の流れとか面白ポイントとか、思った事つらつら描きます。
(観てからだいぶ経ってるので内容がちょっと正確じゃないかもです)
観たのはたぶんコレ
第一部、始まるよ!
冒頭はオークション風景から始まります。
なんか色々競りにかけられますが、見た感じめちゃくちゃ盛り上がっている感じでもなく、全てシャニュイ子爵というおじいちゃんが落札していました。競りにかけられてた小道具のあった劇場の関係者っぽいです。
最後に競りにかけられたシャンデリアの概要説明で、競売人が「オペラ座の怪人事件にまつわるもの」みたいな説明をして、そこからオペラ座事件の回想が始まっていく感じでした。ステキな導入!こういうの好きです、ワクワクします。
ここまで観てて思ったのは、ミュージカルなんですけど、ちょっと映画のワンシーンな雰囲気が出ていたなと。
なんとなく寂れたというか、くたびれた空気感があって、フィルムのエフェクトが脳内補完される良いシーン作りでした…。
舞台装置やば!オペラすご!!
回想の始まりは、オペラ座の舞台の練習風景。オペラが迫力バリバリだし、バレエも動きとカメラワークにキレがあって目が釘付けに。
途中の大道具おじさんのセリフなど、作中劇でのオペラと作中劇じゃない歌唱が区別しにくい箇所があリましたが、ここまでの画作りの圧は凄かったです。
あとクリスティーヌ早着替えすご!
ラウルさん登場
クリスティーヌの幼なじみだとか。回想に入る前、冒頭のオークションでめっちゃ落札してたおじいちゃんのありし日の姿です。イケメン設定の模様。久々の再会で和気藹々な2人ですが、ラウルがクリスティーヌをディナーに誘うとクリスティーヌの様子が変わります。
その夜は音楽の天使(ファントム)と約束があったらしく、クリスティーヌは音楽の天使の元へ。
ここでようやく聴き馴染みのあるメインテーマが流れてたと思います。メインテーマかっけえ。エレキベースかな?重めに響くリズムが良かったです。
舞台がオペラ座だし、もっとクラシカルなもんだと思ってたのでテンション上がりました。
ストーキングルームへご招待☆
このあたり初見ではよくわからなかったのですが、オペラ座の地下水路の先にファントムの隠れ家があって、クリスティーヌがそこに招待されたようです。姿を見せてくれってせがんでたのはクリスティーヌなので誘拐ではない…はず!途中なんかクリスティーヌ気絶するんですが、ウェディングドレスを着た自分そっくりのマネキンが動いたからとかなんとか。ストーカーの部屋に招待されて自分の盗撮写真見つけたような不気味さが…結構ホラー展開。
目が覚めたクリスティーヌに、作曲中に仮面剥がされてガチギレファントム。顔がコンプレックスなのでまあそうなりますよね。
でも「顔は醜くても心は綺麗だから」て自分で言って許します。この辺りで大体ファントムの人格が見えてくる感じでしょうか。個人的にはちょっとめんどくさそうなやつだなって思いました(
この後普通に地上にクリスティーヌ帰してます。
手紙送り魔ファントム
シーン変わりまして劇場支配人の部屋?ファントムが関係者各所にめええっちゃ手紙送ってくる。カルロッタへたくそ!俺に月給(プロデュース料)払え!特等席空けろ!などなど、挑発と脅迫がお家芸ファントム。
でも劇場支配人たちは取り合わずに次の公演でもカルロッタを主役に添えます。
雇ってない人間から勝手にダメ出しの上に金払え言われても事情を知らないビジネスマンとしては困惑しかない、という事でしょうかね?
カルロッタさんすごくワガママそうだったのでそのご機嫌とりも兼ねてると思います。
えらいこっちゃ!
ファントム「宜しい、ならば戦争だ」
あくまでカルロッタを推した劇場に対してまたしてもガチギレファントムさん。カルロッタの喉ゲコゲコにしたり、ファントムの悪口言った大道具おじさんを首吊り殺人したりと暴虐の限りを尽くします。普通にやべえ。
ファントムの怖さに耐えかねてクリスティーヌ逃亡、ラウルが追いかけて宥めるついでに告白。
結果的にクリスティーヌをラウルとくっつけて振られるファントムさんです。
失恋して落ち込みファントムなのはちょっとかわいそうだけど、恐怖で支配しようとしたらまあ…そうなるよね……(大体原因おまえとしか...)
そして逆切れファントム。もはや定期です。
客席にシャンデリア落として第一部完でした。
休憩
長いミュージカルなので休憩が入る模様。ミュージカルの公演を映像作品に落とし込んでるので、この辺も込みで収録されてるのは生の空気感あって良いなって思いました。劇場で観てた方が迫力は絶対あると思いますけど、ちゃんと観劇してる気になれる( ˘ω˘ )
休憩がてら話をすると、ちゃんとオペラ座観るまでは「怪人とクリスティーヌがヒーロー・ヒロイン」なんだと思ってたんですが、「ラウルがヒーロー」だったんですねぇ…オペラ座の怪人をネタにしたキャラとかだと、怪人とクリスティーヌしか取り扱ってなかったりするものしか知らなかったので意外でした。
第二部、開幕だよ!
マスカレード楽しそうだけど新しいシャンデリアについて言及するのフラグすぎるwww案の定ファントム降臨で一気にお通夜ムードです。
ファントム「新しい台本書いてきたで」
再び手紙魔なファントム。相変わらずクリスティーヌ激推しですが、クリスティーヌには完全に嫌われちゃってる印象です。
錯乱したクリスティーヌは父親の眠るらしい墓地へ飛びたしていったりします。
その墓地でファントムが音楽の天使を名乗って己と父親を混同させ洗脳しようとする?けど、間一髪ラウルの呼びかけにより洗脳失敗?みたいに見えました。
その後公演中の舞台に潜入して主役のオッサンを殺害しちゃうファントム。絞首刑2人目ですね…
しばらく主役になりすましていましたが、クリスティーヌに見破られて素顔大公開。主役の死体も発見されて大混乱の最中、クリスティーヌを誘拐していきました。
クリスティーヌ「顔じゃなくて心が汚れてんのやで」
クリスティーヌを助けにきたラウルを人質にして、クリスティーヌに結婚を迫るファントム。DV男感がヤッベええ。最終的にプッツンしたクリスティーヌが激怒しながら、ファントムにキッス!
ええええキスすんのかい!と思いましたけど、「顔が問題なんじゃない」ということの証明でしょうか?
クリスティーヌさんはファントムに対して感謝と哀れみの情も持っているそうなので、やってる事は許せないけどそういう性格になってしまった経緯には同情するわ!って感じかもしれません。
ファントム「チッスされたから許すわ^p^」
母親にすらキスされたことがなかったそうで、ファントムはどうやら大感激なようです。ラウルを開放して、クリスティーヌも逃してあげてました。
なんか舞台の奥の方の椅子?にうずくまるファントムですが、後ほどやってきたクリスティーヌの友人がマントを取ると、そこには仮面だけが残されていました。
ファントム成仏?え、そんなスピリチュアルな話なん?
奥が深そうなオペラ座の怪人界隈
調べてみるとオペラ座の怪人にはいろんなタイプの演出や設定があるみたいで、このアンドリュー版のやつは原作をリスペクトしつつ、結構いろいろミュージカル映えするように変えているみたいです。他にも現代に生きるクリスティーヌという女性が過去にタイムスリップした設定だったり、ファントムがイケメン設定のものなどもあるみたいで、単純な映像化というよりは昔話や童話のように「オペラ座の怪人」という一つの題材として扱われている印象を受けます。
原作小説は作者がとある手記を手に入れて、その手記をきっかけにオペラ座の怪奇事件について調べた事をまとめたノンフィクション風の雑記、みたいな作風みたいです。
実際に起こった事件やオペラ座についても細かく調査してあるらしいので、知識欲という面から見ても大変興味がそそられますね…
惜しむらくは、自分があまり活字慣れしていないという点でしょうか。
誰か原作にめっちゃ忠実なアニメとか…作らないかな…^p^
活字が苦手でも読める程度のページ数なら手すきの際に読んでみたいものです。